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婦警さんと俺
第1章 兄貴
 「あっ!。俺がAnazomで注文した奴だ。兄貴、宅配受け取ってくるから、まだ、婦警と犯らないでよ」

 「わかった。その間、婦警のオッパイでも吸って待ってるから」

 「サンキュー」

 そう言い玄関に向かいドアをガバッと開けた俺は、思わず「あっ!?」と声をあげてしまう。玄関前にいたのは宅配業者ではなく、制服制帽姿の2人の婦人警官だったからである。

 20歳ぐらいの婦警が俺に向かって言う。

 「駐車違反の取締りで巡ってるのですが、近隣の方から、こちらの家からの音楽の騒音が煩いので注意してくれと言われまして、、、」

 「・・・・・・」

 「ここで話をしてても、中からの音楽の騒音で声が聞き取り難いですよね?」

 「はい、、、今、兄貴が聴いてるので、兄貴に言っときます」

 「お願いします」

 「ご苦労様です」

 そう言って俺がドアを閉めようとした時、30歳ぐらいの婦警が強い口調で言う。

 「ちょっと、待って!。その紙袋は何ですかッ?!」

 「えっ!?。これは、、、」

 「ちょっと失礼します!」

 その婦警は、ドアを大きく開けて強引に玄関へ入り、手提げ袋を拾い上げる。

 「これっ、うちの署の防犯パンフレットっ、、!?。なんで大量のパンフレットが入った手提げ袋が此処に落ちてるのですかッ?!」

 「そ、それは、、、」

 俺が返答に窮しているところに、兄貴に襲われている婦警の悲鳴が聞こえてくる。

 「助けてーーッ!。助けてーーッ!」

 「あっ!?。今の声、山野さんじゃない?」

 「イヤーーッ!。やめてーーッ!。イヤーーッ!」

 「山野さんの声ですッ。なんで、山野さんがッ!?」

 「山野さんッ、襲われているのよッ!。亜希ちゃんッ!。ミニパトに戻って応援要請してッ!」

 「はいッ!」

 若い方の婦警は慌ててミニパトに向かい、玄関に入っていた年上の婦警は、制服のポケットからペンのようなモノを取り出し奥へと入っていく。

 パニック状態になって玄関に立ち留まっている俺に、婦警の叫び声が聞こえてくる。

 「アナタッ!。ナニしてるンですかッ!」

 「ナンだよッ!。お前はっ!?。邪魔すンじゃねーよっ!」

 「山野さんッ!。今、助けるからッ!。目を閉じて、顔を隠してっ!」

 「お前も犯ってもらい・・・アアッ!!?」
 
 

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