この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能小説家のリアル
第2章  悩み


 すぐに直哉も放出し、まだ呼吸の整わない美波を抱きしめる。
「美波……? 一緒に、暮らさないか?」
 美波も、その言葉は嬉しい。
 でも自分は、彼に何もしてあげられない。生活リズムが違えば、同じ場所にいてもすれ違いになるだけ。美波は、その方が溝が出来てしまうように思えた。
 明け方に寝る美波は、朝会社へ出る彼を見送れない。夕方から仕事を始めるせいで、食材の買い物へ行ったり、食事を作って待っていることも出来ない。
 まず、美波は大学在学中にデビューしたせいで、家事というものを殆どしないまま実家を出た。
 夜ずっと彼がいても、美波はそこからが集中しやすい時間。毎日、仲良く一緒にテレビを観るのも難しかった。
「考え、させて……」
 やっとそう言ってから、彼の胸に顔を埋める。
 昼間会社に行っている直哉は、美波の昼の様子を知らない。話してはいるが、昼夜逆生活の二人が一緒に暮らしても、いずれ不満が出るはず。
 そう思いながら、美波は目を閉じたままでいた。


/109ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ