この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能小説家のリアル
第5章  関係


「やめてっ」
「オレが嫌なのかよっ!」
 こんな状態で、犯されるようなセックスは嫌だった。自分が悪いとしても、せめて理由を聞いて欲しい。そう思いながら、美波は初めて見る直哉の豹変に動けなくなる。
 直哉は本当に悔しそうな表情。美波はそれを見るのもつらかった。
 スラックスと下着だけを降ろした直哉が、愛撫も無しに挿入してくる。
「ヤっ、痛っ……」
 抵抗しようとしても、下半身が抑えつけられていて逃げられない。
 違和感しかないセックス。
 美波が顔を向けると、直哉は泣いていた。悔しそうだった表情は、悲しみへと変わっている。それを見て、美波は抵抗を諦めた。
 甘い声も囁きもなく、淡々と行われる行為。
 美波はその間、体より心の痛みを感じていた。
 暫くして放出した直哉は、何も言わずに部屋を出て行く。
「直哉……」
 呟いた美波の瞳から、涙が溢れた。


/109ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ