この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
没落お嬢さま
第26章 第二十五夜
「本当だったら、僕と君は、結婚していたはずなんだよね。
なんで、こんな事になってしまったんだろう」

「仕方ありません」

いずみは、自分を熱く抱きしめる亮生の態度に、懸命に耐えていた。
今は亮生もこの程度の行動で留まってくれているようだが、もし機嫌を損ねたら、また豹変もしかねないのだ。

「僕は、君の事がたまらなく愛しくて、仕方がないんだよ。
いつも、こうやって抱いていたくてさ、心も休まらないんだ」

亮生は、真剣な顔で、そんな事を言ってきたのだった。目も潤んでいるのである。
これには、いずみも、ちょっと驚かされたのだ。

「そこまで、愛してくださるだなんて。私も幸せです。
でも、二人でお会いできるのは、この夜のひと時しかありません。
普段は、私の写真でもお持ちになって、気を紛らわせてみては?」

「君の裸の写真など、おおっぴらに持っていられないだろ!」

亮生の言葉に、いずみはドキンとしたのだった。

「では、どうしたらいいのでしょう?」

そのように言いつつ、いずみは慎重に身構えた。
もし亮生がセックスしたそうな素振りでも見せてきたら、うまく逸らしてやるつもりだったのだ。
/215ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ