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没落お嬢さま
第27章 第二十六夜
実際に、亮生の目前には、いずみの裸のお尻がぼんと突き出していた。
この格好のせいか、より丸いお尻が強調されて見えているのだ。

その余りのエロチックな迫力に、亮生の方も、思わず唾を飲んだのだった。

しかも、お尻のそばにあった、いずみの拘束された両手が、さらに奇妙な興奮を、亮生にもたらした。
荒縄に締め付けられて、手首のあちこちの皮膚が赤くなっていたのが、想定外に、亮生にはドキドキとさせられたのである。

彼も、最初こそ、いずみを尻叩きの刑にするつもりだったのだが、この色っぽい光景を見ているうちに、次第に気持ちが薄らいでいったのだった。

代わりに、彼は、いきなり、いずみのお尻にペタッと自分の手のひらを押し当ててみた。

いずみが、押し殺したような呻き声を発した。

亮生も、しばらく、いずみのお尻を触って、その感触を堪能し続けたのだ。
すでに、彼の中には、ムチ打ち以外の事を楽しもうと言う気持ちが強まっていた。

彼は、いったん、いずみの体から手を離すと、机の方に向かい、何やら、新たな小道具を持ってきたのだ。
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