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没落お嬢さま
第27章 第二十六夜
いずみは、文字どおり、手も足も出せないまま、亮生に責めまくられて、たっぷり悶えてみせてから、そのまま絶頂に達してしまったのだった。

亮生も同じく、爽快な射精を成功させたのである。
前日の話はどこへやら、彼も夢中になりすぎて、全て、いずみの中に放出してしまった。

こうして、今日の二人の戯れは、二転三転した末に、お開きとなったのである。

縛られた両手も解放してもらえて、お仕置きの話もウヤムヤになり、いずみは、このあと、すぐに退室する事を許可されたのだった。

はじめての後背位のショックが強すぎたのか、部屋を出ていく寸前になっても、彼女は、まだ、よろつき、ボンヤリしていたようである。

亮生の方は、今日一日でいろいろな新しい体験ができたものだから、いずみが居なくなったあとも、やたらと気持ちが高揚していたみたいなのだった。
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