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没落お嬢さま
第28章 第二十七夜
「これで満足いたしましたか」

上半身裸で、後ろ手に縛られたいずみは、その場にしゃがみ込み、亮生の方を見上げながら、感情を殺して、そう口にした。

「うん、そうだな。もう少し縛ってみたいな」

亮生は、いずみの裸の上半身をジロジロと見回しながら、告げたのだった。
そして、彼は、余っていた荒縄を手に取ったのである。

ビクビクしていたいずみの肌に、亮生は荒縄を押しつけた。

「ど、どこを縛るのですか?」

おののくいずみに対して、亮生は、愉快そうに笑ってみせた。

「まあ、見ていろよ」

彼は、いずみの胸もとへと荒縄を押し当てたのである。
そのまま、彼女の背中にまで、荒縄を巻きつけたのだ。

当然、荒縄はいずみの二つの乳房を圧迫した。
その為、彼女の乳房はいびつに変形し、ただでさえ大きかったのに、荒縄で押さえつけられていない部分が、さらに前方へと盛り上がったのである。
つまり、荒縄が巻かれた箇所が押さえ込まれた分、他の部位が絞り出されたのだ。
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