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没落お嬢さま
第31章 第三十夜

  第三十夜

次の日の亮生は、大変に機嫌が良かった。
と言うのも、今日は、彼もとても元気で、問題なく射精もできそうな自信があったからである。

彼は、夜食を運んできたいずみに対して、躊躇なく、セックスの相手を申し付けたのだった。
いずみも、どうせ、こんな時が来る事は予測していたので、まるで逆らわずに、素直に従ったのである。

今夜の彼女は、久々に青いドレスを着る事を強要された。
なおかつ、下着を付けたままでのドレスの着用も認めてもらえたのだ。

いずみは、不審に感じつつも、そのようにドレスを着こなしたのだった。
彼女は、華麗なお嬢さま時代の外見に戻ったのである。

このあと、亮生は、やっぱり、荒縄を出してきて、いずみの両手を後ろ手に縛り上げたのだった。
ドレスを着た状態での拘束なのである。

しかも、それだけでは済まなかった。
今宵のいずみは、両足首をも荒縄で縛られてしまったのである。
その上で、口には、猿ぐつわまで、かまされてしまったのだ。

ヘタに綺麗なドレスを着ていたものだから、これでは、誘拐魔に拐かされて、縛られている令嬢みたいな見た目になってしまったのだった。

でも、それこそが、亮生の今日のお楽しみポイントだったのである。
緊縛プレイにハマった彼は、お嬢さまだった頃のいずみを縛ってみたくなったのだった。
それが、こんな形で実現する事になった訳だ。
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