この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
没落お嬢さま
第35章 第三十四夜
「でも、ご主人さま。それは仕方がないのです。
だって、運命は受け入れるしかないのですから。
辛くても、精一杯に、与えられた環境で生きていくしかないんです」

いずみの言う事には、ひどく説得力があって、亮生も激しく胸を打たれたのだった。
だって、彼女の方が、亮生よりも、もっと過酷な運命の中を生きているのである。

亮生の心は、強く揺さぶられていた。

「いずみくん。もしかして、君は、これからも、僕のことを支えてくれるのかい?」

期待を込めて、亮生は、丁寧に、いずみに聞いてみたのだった。

「ええ。いっしょに頑張りましょう」

いずみがそう答えてくれたものだから、亮生は、嬉しくなって、ボロボロと涙をこぼしたのである。
いずみも、震えながら、まだ泣き続けていた。
こうして二人は、そのまま、いつまでも抱き合っていたのだった。
/215ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ