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没落お嬢さま
第45章 第四十四夜
「私が何かしたのでしょうか?」
「そうだよ!僕以外の男性に心移りしただろう!」
「一体、何の事でしょう?」
いずみには、亮生の言ってる事が、ほんとに身に覚えがなかったのである。
「とぼけるんじゃないよ!今朝、他の男と楽しそうに話してたじゃないか!」
亮生は怒鳴った。
「え、え、え?」
「ほら、朝食の時だ。永山と、笑いながら喋っていたじゃないか!」
「そ、それは・・・」
いずみは、途方に暮れてしまったのである。
亮生の言う永山とは、この家の下男の事だったからだ。言わば、いずみの直接の上司なのである。
「永山さんとは、仕事の打ち合わせをしていただけです」
いずみは弁解した。
「嘘つけ!君はニコニコしてたじゃないか」
「それは、先輩相手ですし、無愛想な態度はとれません」
「言い訳するな。君は、僕の前でだけ、笑ってればいいんだ」
「でも・・・」
「まだ口答えするつもりか!君は、どうやら、僕のものに成りきってないらしい。
やっぱり、体に教え込むしかないみたいだな」
「体にって?」
「今から、お仕置きだ!」
いずみは身をすくませた。
これは、全く、予期していなかった事態なのである。
「そうだよ!僕以外の男性に心移りしただろう!」
「一体、何の事でしょう?」
いずみには、亮生の言ってる事が、ほんとに身に覚えがなかったのである。
「とぼけるんじゃないよ!今朝、他の男と楽しそうに話してたじゃないか!」
亮生は怒鳴った。
「え、え、え?」
「ほら、朝食の時だ。永山と、笑いながら喋っていたじゃないか!」
「そ、それは・・・」
いずみは、途方に暮れてしまったのである。
亮生の言う永山とは、この家の下男の事だったからだ。言わば、いずみの直接の上司なのである。
「永山さんとは、仕事の打ち合わせをしていただけです」
いずみは弁解した。
「嘘つけ!君はニコニコしてたじゃないか」
「それは、先輩相手ですし、無愛想な態度はとれません」
「言い訳するな。君は、僕の前でだけ、笑ってればいいんだ」
「でも・・・」
「まだ口答えするつもりか!君は、どうやら、僕のものに成りきってないらしい。
やっぱり、体に教え込むしかないみたいだな」
「体にって?」
「今から、お仕置きだ!」
いずみは身をすくませた。
これは、全く、予期していなかった事態なのである。