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没落お嬢さま
第45章 第四十四夜
いずみが、素直に正面へと両腕を差し出すと、亮生は彼女の手首に手錠をはめてしまった。
彼は、たいそう満足げな様子なのである。
「ほら。縄なんか使うよりも、ずっと簡単に拘束できるだろ」
そう言って、亮生は得意げに笑った。
「これから、何をなさるつもりですか?」
「君は、黙って、僕の指示に従ってればいいんだよ。
まあ、おとなしく見ていろ」
そう言って、亮生は、今度は、いつもの荒縄を持ってきた。
それを使って、いずみの体を縛るのではなく、何やら、部屋の中に仕掛けを作り始めたのである。
部屋の天井には、すでに大きめのフックが設置されていた。
まずは、そのフックに、荒縄の真ん中あたりを引っ掛けたのである。
続いて、荒縄の片方の端を、いずみの手錠にと結びつけた。
それから、亮生は、荒縄のもう一つの端を、するすると引っ張り出したのだ。
当然ながら、天井のフックの方むけて、手錠ごと、いずみの体は引き寄せられたのである。
「い、痛い。痛いですぅ」
いずみは、慌てて、泣き声で訴えた。
彼女の体は、両手がピンと頭上へと持ち上がり、その状態で、まっすぐ立ってしまったのである。
それでも、亮生は、まだ荒縄のもう片方の端を引っ張っていた。
とうとう、いずみは爪先立ちになってしまったのだ。
彼は、たいそう満足げな様子なのである。
「ほら。縄なんか使うよりも、ずっと簡単に拘束できるだろ」
そう言って、亮生は得意げに笑った。
「これから、何をなさるつもりですか?」
「君は、黙って、僕の指示に従ってればいいんだよ。
まあ、おとなしく見ていろ」
そう言って、亮生は、今度は、いつもの荒縄を持ってきた。
それを使って、いずみの体を縛るのではなく、何やら、部屋の中に仕掛けを作り始めたのである。
部屋の天井には、すでに大きめのフックが設置されていた。
まずは、そのフックに、荒縄の真ん中あたりを引っ掛けたのである。
続いて、荒縄の片方の端を、いずみの手錠にと結びつけた。
それから、亮生は、荒縄のもう一つの端を、するすると引っ張り出したのだ。
当然ながら、天井のフックの方むけて、手錠ごと、いずみの体は引き寄せられたのである。
「い、痛い。痛いですぅ」
いずみは、慌てて、泣き声で訴えた。
彼女の体は、両手がピンと頭上へと持ち上がり、その状態で、まっすぐ立ってしまったのである。
それでも、亮生は、まだ荒縄のもう片方の端を引っ張っていた。
とうとう、いずみは爪先立ちになってしまったのだ。