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没落お嬢さま
第45章 第四十四夜
「ご主人さま。本当に痛いです。
お願いです。もう許して下さい」

いずみは、泣きべそをかきながら、亮生に懇願した。
彼女は、実際に、この無茶な姿勢のせいで、体じゅうが痛かったのである。

だが、亮生の方は、いっこうに、やめてくれそうな素振りは見せなかった。
それどころか、荒縄の端をベッドのヘッドボードに縛りつけ、この状態をキープしてしまったのだ。

哀れにも、いずみは、天井からぶら下がった格好で固定されてしまったのである。
彼女は、爪先立ちで、必死になって、よろつきながら、耐え続けていた。
もし、床から足が離れたら、全体重が手首にと集中してしまい、ものすごい激痛となるのである。

そんないずみの苦しみなど全く構わずに、亮生は、次の作業にとかかり始めたのだった。

半泣きで、辛そうに顔を歪めていたいずみの腰に、亮生は手を当てた。
そして、力づくで、彼女のスカートを脱がし始めたのである。
今のいずみでは、文字どおり、手も足も出せなかった。
あっと言う間に、スカートもパンティも剥がされてしまい、いずみは全裸になってしまったのである。

亮生は、楽しそうに、吊るされた状態のいずみの裸をジロジロと眺め回していた。
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