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没落お嬢さま
第5章 第四夜
やがて、夜の9時が来て、再び、亮生の秘密の時間が訪れたのである。
これまでと同様に、いずみが夜食を持って、亮生の部屋へとやって来たので、亮生としては、今日も、もっともらしい理由で、彼女の体を触らせてもらうつもりなのだった。
ところが、今回は、どうも勝手が違ったのである。
亮生が、下半身を見せるようにと、いずみへ命じたが、彼女はモジモジしていて、なかなか従おうとはしなかった。
「どうしたの?」
イラつき気味に、亮生はいずみに尋ねてみた。
「申し訳ありません。
今日は、許してもらえないでしょうか」
と、静かに、いずみが答えた。
「なぜだ?」
「生理が始まったんです」
「せいり?
生理現象?整理中?」
亮生は戸惑った。
実は、彼は、学術的に学んだ女体の知識しか持ち合わせていなかったのだ。
もちろん、生理の話も教わってはいたのかもしれないが、実物は、目にした事も、女性本人から聞かされた事もなかったので、それがどんなものなのかも正確には分かっていなかったのである。
これまでと同様に、いずみが夜食を持って、亮生の部屋へとやって来たので、亮生としては、今日も、もっともらしい理由で、彼女の体を触らせてもらうつもりなのだった。
ところが、今回は、どうも勝手が違ったのである。
亮生が、下半身を見せるようにと、いずみへ命じたが、彼女はモジモジしていて、なかなか従おうとはしなかった。
「どうしたの?」
イラつき気味に、亮生はいずみに尋ねてみた。
「申し訳ありません。
今日は、許してもらえないでしょうか」
と、静かに、いずみが答えた。
「なぜだ?」
「生理が始まったんです」
「せいり?
生理現象?整理中?」
亮生は戸惑った。
実は、彼は、学術的に学んだ女体の知識しか持ち合わせていなかったのだ。
もちろん、生理の話も教わってはいたのかもしれないが、実物は、目にした事も、女性本人から聞かされた事もなかったので、それがどんなものなのかも正確には分かっていなかったのである。