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没落お嬢さま
第8章 第七夜
「セックスは、神聖な男と女の行為だ。
正式に結婚してからじゃないと、やったらダメだからね。
なあ、そうだろ?君だって、まだなんだろ」
亮生は言った。
照れているのか、いずみは、あえて返事をしなかったようだ。
「でもだよ。接吻しただけでも、こんなにワクワクしちゃうんだ。
セックスしたら、これよりも、はるかに気持ちいいんじゃなかろうか」
亮生は、なおも、その主張を繰り返すのであった。
困った様子のいずみは、いっさい、答えようとはしなかったのである。
「そうだ。君にも、男の体と言うものを触らせてあげるよ」
唐突に、亮生が、おかしな事を言い始めたのだった。
いずみも、これには驚いたらしく、キョトンとした表情になった。
「遠慮するな。君も、まだ触った事も、見た事もなかったんだろ」
と、亮生は言うのであった。
彼は、やたらと機嫌が良いのである。
どうも、激しいキスをした事で、気持ちが高揚してしまい、その興奮が静まらなくなっていたようなのだ。
セックスはできなくても、せめて自分の性器を露出させる事で、もっと欲情してみたいと思ってしまったのかもしれない。
さらに勝手な善意も働いたらしくて、自分同様に、いずみも異性の体に興味津々だ、とも考えてしまったみたいなのだった。
正式に結婚してからじゃないと、やったらダメだからね。
なあ、そうだろ?君だって、まだなんだろ」
亮生は言った。
照れているのか、いずみは、あえて返事をしなかったようだ。
「でもだよ。接吻しただけでも、こんなにワクワクしちゃうんだ。
セックスしたら、これよりも、はるかに気持ちいいんじゃなかろうか」
亮生は、なおも、その主張を繰り返すのであった。
困った様子のいずみは、いっさい、答えようとはしなかったのである。
「そうだ。君にも、男の体と言うものを触らせてあげるよ」
唐突に、亮生が、おかしな事を言い始めたのだった。
いずみも、これには驚いたらしく、キョトンとした表情になった。
「遠慮するな。君も、まだ触った事も、見た事もなかったんだろ」
と、亮生は言うのであった。
彼は、やたらと機嫌が良いのである。
どうも、激しいキスをした事で、気持ちが高揚してしまい、その興奮が静まらなくなっていたようなのだ。
セックスはできなくても、せめて自分の性器を露出させる事で、もっと欲情してみたいと思ってしまったのかもしれない。
さらに勝手な善意も働いたらしくて、自分同様に、いずみも異性の体に興味津々だ、とも考えてしまったみたいなのだった。