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没落お嬢さま
第9章 第八夜
「もう、いいよ。
今日は、これでヤメておく」

と、心中の罪悪感に耐えられなくなり、とうとう、亮生はそう告げたのだった。

「まだ達していませんが。
本当によろしいのですか」

「いいんだ!」

亮生が強く言うものだから、いずみは彼のイチモツから手を離したのだった。

亮生は、勃起したままの男のシンボルを、そのまま、ズボンの中へしまい始めた。
いずみも、さっさと床に敷いた紙を片付けだしていた。

このように、きちんと終了にしたはずなのに、亮生の方は、どうも、まだ未練が残っていたみたいなのだった。

「君。生理はまだ続いているの?」

ひょっこりと、亮生がいずみに尋ねた。

「は、はあ」

いきなりの質問に、いずみもぼんやりと答えた。

「ほんとかい?ちょっと見せてもらおうかな」

亮生がそんな事を言い始めたものだから、いずみは、あからさまに拒絶的な反応を示したのだった。

「前にお見せしたでしょう?
あのようなもの、ご主人さまには見せられません」

「僕が見たいと言ってるんだよ。それなら、構わないじゃないか。
ねえ、ちょっとだけ!」

「すみません。遠慮させてください」

「いいじゃないか!気になるんだ」

亮生は、無理やり、いずみに掴みかかったのだった。

いずみは体をこわばらせて、拒否してみせた。
しかし、立場上、全力で嫌がる事はできなかったのである。
それをいい事に、亮生は、強引にいずみの服を脱がし始めたのだ。
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