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没落お嬢さま
第9章 第八夜
「やめてください!
ご主人さま。許してください」

いずみが必死に訴えた。
その顔は怯えており、早くも泣きそうだった。

それでも、亮生は、いずみを襲うのを止めなかったのである。
満足に射精できなかった亮生としては、いずみの秘部でも見せてもらって、口直しをするつもりなのだ。

いずみは、こんな事をされても、大きな悲鳴をあげなかったし、逃げもしなかった。
それ以前に、この部屋の内部は吸音仕様になっていたし、ドアもびっちりと閉められて、鍵が掛けられていたのである。
密室の中、彼女に逃げ場はなかったのだ。

とうとう、亮生は、いずみのスカートをずり下ろしてしまった。
いずみは、下半身が下着だけになってしまったのである。

彼女は懸命に許しを請い続けていたのだが、亮生は、ここで踏みとどまってはくれなかったのだ。

彼はいずみのパンティにも手をかけた。
そして、それを力づくで引き下げてしまったのである。

いずみの股間があらわになった時、イメージしていた状態とは違ったものだから、亮生は思わず狼狽した。

「血がついてない。これは、どういう事なんだ?」

亮生は、すかさず、いずみに尋ねた。

それと言うのも、今日は、いずみは、パンティにナプキンを挟んでいなかったのである。
彼女のパンティの内側は、真っさらで、清潔な状態だったのだ。
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