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没落お嬢さま
第9章 第八夜
「そ、それは・・・」
と、いずみが口ごもった。
「やっぱり、そうか!さては、嘘をついたな!
もう血なんて出てなかったんだろ!
僕に触られるのが嫌で、隠してたんだな!」
亮生が、ついつい、大声で怒鳴った。
「違います!本当に違うんです!」
いずみが、うろたえながら、慌てて弁解した。
「嘘つけ!血が出てないだろ!」
と、亮生が、憤怒の表情で、言い返した。
「聞いてください。お願いです。
落ち着いて、私の話を聞けば、分かります」
いずみは懸命に訴えていたのだが、その声はすでに亮生には届いてはいなかった。
「やっぱり、君は食わせ者だ!
僕に素直に従っているフリをして、実際は、心の底では僕を嘲笑ってたんだろ。
何も知らないと思って、弄んで、バカにしてたんだな。
そうはいかないぞ。許さない!絶対に許さないからな!」
亮生は、顔を真っ赤にして、わめき散らした。
こうなったら、もはや、なだめる事は無理そうなのである。
いずみは、下半身が裸のまま、その場に座り込み、怯えた表情で、亮生の方を見つめていた。
と、いずみが口ごもった。
「やっぱり、そうか!さては、嘘をついたな!
もう血なんて出てなかったんだろ!
僕に触られるのが嫌で、隠してたんだな!」
亮生が、ついつい、大声で怒鳴った。
「違います!本当に違うんです!」
いずみが、うろたえながら、慌てて弁解した。
「嘘つけ!血が出てないだろ!」
と、亮生が、憤怒の表情で、言い返した。
「聞いてください。お願いです。
落ち着いて、私の話を聞けば、分かります」
いずみは懸命に訴えていたのだが、その声はすでに亮生には届いてはいなかった。
「やっぱり、君は食わせ者だ!
僕に素直に従っているフリをして、実際は、心の底では僕を嘲笑ってたんだろ。
何も知らないと思って、弄んで、バカにしてたんだな。
そうはいかないぞ。許さない!絶対に許さないからな!」
亮生は、顔を真っ赤にして、わめき散らした。
こうなったら、もはや、なだめる事は無理そうなのである。
いずみは、下半身が裸のまま、その場に座り込み、怯えた表情で、亮生の方を見つめていた。