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没落お嬢さま
第9章 第八夜
「さては、僕がキスの仕方も知らなかったものだから、影で笑ってたんだろ。
昨日だって、僕が種切れになるように、君がわざと吐精したんだな。
おい、違うか?
今日は、僕が使えなくなっていたのが分かって、さぞ安心した事だろうよ。
少なくとも、当分は、僕にセックスを迫られる心配も無くなったんだからな。
でも、だからって、君の思い通りにばかりはさせないからな。
もう、君には騙されないぞ!
いつかは、必ず、君とセックスしてやる!覚えとけよ。
まずは、今日の件から、君の罪を償わせてやるんだ。
お仕置きをしてやる!」

亮生が、怖い顔をして、そんな事をわめき続けるものだから、いずみは涙を流し、歯をカチカチ鳴らしながら、震えていたのだった。

「さあ。そこで四つん這いになれ。
僕の方に尻を向けるんだ」

亮生が厳しく命令したものだから、いずみは、仕方なく、オロオロしながらも、その指示にと従ったのだった。

「お仕置きといえば、尻叩きと相場が決まってるからな」

そう言いながら、亮生は自分のズボンのベルトを引っこ抜いた。
彼は、その革のベルトをムチ代わりに使うつもりなのだ。
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