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没落お嬢さま
第2章 第一夜
「良かったわね!私の体に触れる事ができて!
ほんとなら、結婚するまで触れる事はできなかったのよ。
でも、今の私は、もう、あんたの奴隷ですもね!
何をしたって、いいんだものね!」
いずみは、険しい表情で、毒づき続けた。
亮生を何も言い返せないで、狼狽していた。
それと言うのも、今しがたの手の先の感触が衝撃的で、まだドキドキし続けていたのだ。
かと思うと、今度は、いずみは、勢いよく亮生に抱きついてきたのだった。
驚いた亮生の鼻先に、仄かな香水の匂いが漂った。
そして、次の瞬間、いずみは、自分の唇を亮生の口へと重ねたのだった。
いずみの柔らかい触り心地が、再び亮生の体に押し当たった。
今度もまた、亮生にとっては、はじめて体験した感覚だった。
二人は、まだキスもした事のない間柄だったのだ。
たじろぎ過ぎて、亮生は何も抗う事ができなかった。
ようやく、いずみの方が先に、自分の唇を離したのである。
ほんとなら、結婚するまで触れる事はできなかったのよ。
でも、今の私は、もう、あんたの奴隷ですもね!
何をしたって、いいんだものね!」
いずみは、険しい表情で、毒づき続けた。
亮生を何も言い返せないで、狼狽していた。
それと言うのも、今しがたの手の先の感触が衝撃的で、まだドキドキし続けていたのだ。
かと思うと、今度は、いずみは、勢いよく亮生に抱きついてきたのだった。
驚いた亮生の鼻先に、仄かな香水の匂いが漂った。
そして、次の瞬間、いずみは、自分の唇を亮生の口へと重ねたのだった。
いずみの柔らかい触り心地が、再び亮生の体に押し当たった。
今度もまた、亮生にとっては、はじめて体験した感覚だった。
二人は、まだキスもした事のない間柄だったのだ。
たじろぎ過ぎて、亮生は何も抗う事ができなかった。
ようやく、いずみの方が先に、自分の唇を離したのである。