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没落お嬢さま
第13章 第十二夜
「そう。それでいいんだ。
男の精子を飲むなんて、なかなか出来ない、貴重な体験だっただろ?
僕が、直々にあげた精液なんだからな。
本当なら、股からしか注入しないものだったんだぞ」
と、亮生は笑った。
いずみは、彼の話など聞いてはおらず、涙を流し、顔を真っ赤にして、咳き込んでいたのだった。
かと思えば、なぜか急に親切に、亮生が、ティッシュ箱をいずみへと差し出した。
「ほら、拭けよ。案の定、体に付いちゃったじゃないか」
亮生の言った通り、飲み切れていなかった白い液が、咳き込んだ時にこぼれ出てしまい、いずみの上半身の肌のあちこちにと振り掛かっていたのだった。
メイド服は汚さずに済んだ訳で、確かに、亮生の判断は正しかったのである。
無言でティッシュ箱を受け取ったいずみは、そのティッシュで、もたもたと体の表面をこすり始めた。
「なるほど。それでも、床は汚さないで済んだ訳だな。
次は、裸にした君の体の上に、射精させてもらう事にするか」
亮生が、タチの悪い事を真顔で言った。
サッパリした彼の方は、すでに性器を服の中にしまっており、一人だけ、先に身支度を整えてしまっているのである。
「そうそう。君に伝えておく事がある。
僕は、明日から三日ほど、家を留守にするんだ。
その期間中は、ここに夜食を運びに来なくてもいいからね。
帰ってきた日の夜に、また君と遊んであげるよ」
亮生がそう告げたものだから、いずみは、ぼんやりと彼の顔を見上げたのだった。
男の精子を飲むなんて、なかなか出来ない、貴重な体験だっただろ?
僕が、直々にあげた精液なんだからな。
本当なら、股からしか注入しないものだったんだぞ」
と、亮生は笑った。
いずみは、彼の話など聞いてはおらず、涙を流し、顔を真っ赤にして、咳き込んでいたのだった。
かと思えば、なぜか急に親切に、亮生が、ティッシュ箱をいずみへと差し出した。
「ほら、拭けよ。案の定、体に付いちゃったじゃないか」
亮生の言った通り、飲み切れていなかった白い液が、咳き込んだ時にこぼれ出てしまい、いずみの上半身の肌のあちこちにと振り掛かっていたのだった。
メイド服は汚さずに済んだ訳で、確かに、亮生の判断は正しかったのである。
無言でティッシュ箱を受け取ったいずみは、そのティッシュで、もたもたと体の表面をこすり始めた。
「なるほど。それでも、床は汚さないで済んだ訳だな。
次は、裸にした君の体の上に、射精させてもらう事にするか」
亮生が、タチの悪い事を真顔で言った。
サッパリした彼の方は、すでに性器を服の中にしまっており、一人だけ、先に身支度を整えてしまっているのである。
「そうそう。君に伝えておく事がある。
僕は、明日から三日ほど、家を留守にするんだ。
その期間中は、ここに夜食を運びに来なくてもいいからね。
帰ってきた日の夜に、また君と遊んであげるよ」
亮生がそう告げたものだから、いずみは、ぼんやりと彼の顔を見上げたのだった。