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没落お嬢さま
第17章 第十六夜
「やめてください。それは、いけません!」

いずみも、狼狽しながら、亮生をなだめた。

「前に、僕は言ったはずだぞ。
君と必ずセックスしてやるってな。それが、今日だ。
今日の楽しみに取っておきたくて、旅行前は、口で我慢してやったんだ。
喜べよ。今度こそ、アソコの中に、僕のモノを入れてもらえるんだぜ。
本当のセックスができるんだ」

「でも、私、今は・・・」

「おっと、言い訳はさせないぞ。
さっき、きちんと確認させてもらったんだからな。
布もヒモも無かったから、生理の方は、もう終わったんだろ。
パンツも履いていたと言う事は、ピアスの痛みも大体おさまったって事だ。
なあ、そうだろ?違うか?
だったら、セックスできない理由は何もないはずだ」

いずみは言い返せなかった。
どんなに重要な事を話してみても、今の亮生には分かってもらえそうにないのである。

とうとう、いずみは、亮生によって、ベッドの前にまで連れてこられてしまった。
そのまま、ベッドの上にかつぎ上げられてしまったのだ。
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