この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
没落お嬢さま
第21章 第二十夜
いずみが、そのバナナを机に置こうとした時、亮生は、すぐさま、それを奪い取った。
「このバナナは、僕が食べる為のものじゃない。
君にご馳走してあげるよ」
と、彼は楽しそうに言った。
「あ、ありがとうございます」
いずみは、戸惑いつつ、そう答えた。
彼女には、あまり良い予感がしなかったのである。
「君は、お嬢さまだった頃は、バナナが好物だったんだよね?」
「いえ、それほどでは・・・」
「おやおや。そうじゃないだろ。大好きだったんだよなあ?」
「は、はい」
いずみは、仕方なく、亮生に話を合わせた。
亮生は、ゲラゲラと笑ったのである。
「じゃあ、食べさせてやるから、きちんと準備をしろよ」
「と言いますと、何をすれば」
「昨日みたいに、床に座るんだよ。
そして、僕の方に大事な部分を見せるんだ」
いずみの表情が暗くなったのだった。
彼女の嫌な予想は的中したのである。
だが、彼女には、いっさいの口答えの権利は無かったのだった。
「このバナナは、僕が食べる為のものじゃない。
君にご馳走してあげるよ」
と、彼は楽しそうに言った。
「あ、ありがとうございます」
いずみは、戸惑いつつ、そう答えた。
彼女には、あまり良い予感がしなかったのである。
「君は、お嬢さまだった頃は、バナナが好物だったんだよね?」
「いえ、それほどでは・・・」
「おやおや。そうじゃないだろ。大好きだったんだよなあ?」
「は、はい」
いずみは、仕方なく、亮生に話を合わせた。
亮生は、ゲラゲラと笑ったのである。
「じゃあ、食べさせてやるから、きちんと準備をしろよ」
「と言いますと、何をすれば」
「昨日みたいに、床に座るんだよ。
そして、僕の方に大事な部分を見せるんだ」
いずみの表情が暗くなったのだった。
彼女の嫌な予想は的中したのである。
だが、彼女には、いっさいの口答えの権利は無かったのだった。