この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
没落お嬢さま
第24章 第二十三夜

  第二十三夜

次の日の晩は、いずみも、逃げる事もなく、亮生の部屋へ夜食を届けに向かったのである。

いずみが部屋の中に入ってみると、机に座った亮生は、はなはだ機嫌が悪そうだった。
そんな亮生へ、いずみは、自分から積極的に話し掛けたのだ。

「ご主人さま。お話がございます」

彼女の意外な態度に、亮生もやや驚いたみたいだった。

「なんだ?」

と、彼は聞き返した。

「あのう。これを、ご主人さまにお渡しいたします」

そう言って、いずみは、ためらいつつ、一つの紙包みを亮生に差し出したのだった。

手のひらに乗せられるサイズの、小さく、細長い紙包みである。
中に何かが入っていたのだが、重さはズッシリと言うほどでもなかった。

「これは、一体、何なのだい?」

紙包みを受け取りながら、亮生が尋ねた。

「どうぞ、開けてみてください」

そう言いながらも、いずみは少し頰を赤らめていた。

亮生は、警戒する事もなく、紙包みを開き始めたのだ。

中には、奇妙な棒状のものが入っていた。細めの懐中電灯ぐらいの大きさである。
素材は、ゴムかビニールみたいだ。
/215ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ