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女子大性日記 (フェチでソフトなSM短編集)
第9章 架純 1年生 筆
身体を優しく抱き寄せると、顔を上げ、眼を瞑る架純。
自然に合わさる唇・・
最初はぎこちなく、やがて、互いの舌を絡め吸い合い始めた・・

セックスと言っても、仕事の為に文字通り、身体を許し開いただけだった 架純・・
互いに好意を寄せ、望んで行うキスなど殆ど無かった。

(あぁぁ、気持ちいい・・キスって、こんなに良かったのねっ・・)
自分では気付いていないが、人一倍に性に恵まれている、架純の身体・・口内の性感帯への刺激だけで、情欲の火が燻り始めた・・

キスでラクトンの分泌が高まり、架純の放つ甘い匂いが強まった。
真夏日の締め切った狭く暑い部屋、興奮で体温が上がった架純、瞬く間に汗まみれとなる。

気分が高まり、唇を合わせたまま、両腕を純の頭に巻き付ける架純・・
(んっ・・な、何っ? 酸っぱい・・いや、甘酸っぱくて堪らない匂いだ、何処から・・?)
純が匂いの源を探り、視線を泳がし、自らの顔に当たる腋で止まった・・

キスに夢中で、純の動きに気付かない架純。
純が目を閉じて匂いを吸い込む・・
(甘い肌の香りに、窪みの酸っぱさと汗のアンモニア臭、それに何だろう? 生まれて初めて嗅ぐ、生臭いけど胸が熱くなる臭い・・これが、この娘の生の体臭なのかっ・・?)

顔を離して、架純の身体をきつく抱きしめた。
細身だが弾力に富んだ架純の熱い身体、純の加虐心が急速に昂ぶり始めた・・




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