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海猫たちの小夜曲
第2章 絶望の始まり ~海色のグラスと小麦色の少女①~
あたしは口の中に貯まった精液を吐き出そうと、傍らのティッシュの箱に手を伸ばしたが、秀隆はそれを許さなかった。
「おい、ちゃんと飲めよな。」
秀隆はあたしの顎を掴んで顔を上げさせると、容赦なく命じてくる。
しかたなく、あたしは秀隆に言われるままに、その生臭くて粘つく精液を嚥下しようと、必死に唾液と混ぜて喉の奥へと送り込んだ。けれど、あたしの喉は秀隆の精液を拒むように激しく咽せて、おぞましい白濁を拒絶する。
それでも、あたしは、口の中いっぱいに広がる生臭さに耐えて、ゲホゲホと激しく咳込みながらも、どうにか粘りのきつい精液を喉の奥に落とした。
「まったく、肉便器のくせに分かってねえな。そんくらい次からは言わなくてもやるようにしろよ。そんじゃあな。」
秀隆は吐き捨てるようにそう言い、あたしの部屋を出て行った。
ようやく秀隆から解放されたあたしは、そのまま、床にへたり込んだ。
喉の奥には生臭さといがらっぽさが残ったままで、それは、あたしをさらに絶望させた。
あたしは一体、いつまであのクズのような従兄に凌辱され続けるのだろう。
そう思うと、あたしは暗く行き場のない絶望感に襲われて、声をあげて泣きそうになるのを必死に堪えていた。
「おい、ちゃんと飲めよな。」
秀隆はあたしの顎を掴んで顔を上げさせると、容赦なく命じてくる。
しかたなく、あたしは秀隆に言われるままに、その生臭くて粘つく精液を嚥下しようと、必死に唾液と混ぜて喉の奥へと送り込んだ。けれど、あたしの喉は秀隆の精液を拒むように激しく咽せて、おぞましい白濁を拒絶する。
それでも、あたしは、口の中いっぱいに広がる生臭さに耐えて、ゲホゲホと激しく咳込みながらも、どうにか粘りのきつい精液を喉の奥に落とした。
「まったく、肉便器のくせに分かってねえな。そんくらい次からは言わなくてもやるようにしろよ。そんじゃあな。」
秀隆は吐き捨てるようにそう言い、あたしの部屋を出て行った。
ようやく秀隆から解放されたあたしは、そのまま、床にへたり込んだ。
喉の奥には生臭さといがらっぽさが残ったままで、それは、あたしをさらに絶望させた。
あたしは一体、いつまであのクズのような従兄に凌辱され続けるのだろう。
そう思うと、あたしは暗く行き場のない絶望感に襲われて、声をあげて泣きそうになるのを必死に堪えていた。