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碧の島 2
第11章 女の勘
初めて進藤さんが配属されたのが・・・・。
「横浜・・・・」
横浜に配属になって私が担当していたお店だったし・・・でも凄く明るくていい子だったような。
でも何で・・・・。
賢吾の顔をじっと見ると・・・・。
「俺・・・正月にその~・・・進藤さんを船で見たんだ・・・この島で・・・・」
・・・・・・・・。
え・・・・。
賢吾は私の目をじっと見つめ・・・・。
「星野さんがここに住む前にキク爺の貸家を内見しに来てる・・・でもそれを星野さんには言ってない・・・何か変じゃないか?」
・・・・・・・・。
一瞬・・・・。
嫌なことを思い出した。
手にギュッと力が籠る。
そして・・・・。
手が震えた。
「賢吾・・・・・・ッ」
だって・・・・。
賢吾は私の顔を心配するように見て・・・・・。
・・・・・・・・ッ
「俺と香菜のことも・・・・」
・・・・・・・・・。
「沖縄で見られていたのかもしれない・・・・・・」