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はなむぐり
第9章 はなむぐり
食事を終えて二人で後片付けをしてから、少し早いが先に歯を磨いて、先ほど蜜樹が溢れさせた蜜が染み付いた敷き布団のカバーを取り替える。その間に、蜜樹には歯を磨いてもらっている。自分で片付けると言ったが、これぐらいさせてほしい。毎日毎日、私のために尽くしてくれるから、小さなことだがいろいろなことを率先してやる。気づけない自分に嫌気が差すときもあるが、気づかないままよりずっといい。
敷き布団のカバーを取り替え、敷き布団のカバーと今日着た服と下着類は明日は珍しく気温も高くて晴れるそうだから一気に洗うことにして、一緒にまとめておいた。本でも読んで待っていようかと眼鏡をかけたところで、赤いチェック柄のパジャマの上だけを着た蜜樹が来た。私はそれの色違いの緑色のパジャマを来ているが、着る人によってこうも違うのかと。
俯き加減で私の隣にやって来て腰を下ろし、こてんと肩に頭を預けてきた。
新しいカバーが敷かれた敷き布団の上で、私に身を預ける蜜樹。華奢な肩を抱いて、すっかり乾いた髪に鼻を埋めると、いつもの薔薇の香り。小さな両手を腰に回して、ぎゅうっと抱きしめてくる。パジャマの裾からしっとりと潤った太ももが見え、少し開けばふわふわとした毛先が見えた。
私は空いている手を裾に潜り込ませ、指で茂みの一本一本の感触を楽しむ。小さな山はぷっくりとしていて、私の手を逃がさないように太ももを閉じる仕草がたまらなく可愛い。