この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
はなむぐり
第4章 誘う香り



カゴを手にクーラーの効いた店内へ。いつも通り惣菜コーナーから回り、つい脂っこい唐揚げやあんがかかった揚げた魚を入れ、気休めの小さなサラダを入れた。それから中性脂肪に効くお茶も買い、レジに並んだ。
すると、雑踏の中でひときわ通る声に身体が反応した。蜜樹の声に非常に似ている。列から外れ、順番にレジを見ていった。

レジ番号3番に、学校の制服の上からお店のエプロンをしている蜜樹が働いていた。
久しぶりに見る蜜樹にカゴの取っ手を握る手は汗ばみ、喉が鳴った。

唇を合わせてしまった日以来、入学祝いで両親とともに外食をしたり、夏休み中に何度か実家で顔を合わせただけ。
お互いにそのことには触れず、平静を装ってきた。

しっかり働く姿に目が熱くなり、つい蜜樹のレジの列に並んでしまった。

/116ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ