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はなむぐり
第7章 恋いこがれる、はなむぐり
あらかじめ寝室に置いておいた持参のバスタオルを二つに折って畳に敷き、緊張している蜜樹にここでするよう促した。
私のバスタオルなら遠慮なくできるだろうし、気持ちも高ぶるだろう。
蜜樹は肩に浴衣をかけてバスタオルの上に腰を下ろし、後ろを向いた。ほどけて乱れた髪を手櫛で直し、上半身を前に倒して裾を腰までたくし上げると美しいお尻。猫が伸びをするような態勢は丸みをさらに麗しく見せてくれる。
すぐにでも食らいつけるようそばで胡座を掻いて、両手を後ろに回して割れ目を見つめる。
細い指が迷いながら震えながら両方の肉を揉み、ゆっくり開かれて顔を出す菊の花。花と菊の花を覆う茂みは以前よりも濃く生えていて、その黒さが肌の白さとよく合っていて、後ろで握りしめる両手は早くもじっとりと汗を掻いていた。
開いて閉じて。ひくつく菊の花。
「ぁ…うぅ…んっ…」
息を漏らすと指が離れ、すぐに聞こえた濡れた音。
覗き込むと奥で咲いている花が見えた。持ち主によって開いた花びらは間接照明に当たって艶々と光り、淫らに中を掻き回す美しい中指はジュボジュボと速まる。
「はあぁ…おじさんっ…」
バスタオルに顔を伏せていて声がこもっているが、それがとても厭らしい。
私は息を荒くしながら顔を近づけ、香り立つ花に酔う。
ポタリ、ポタリと垂れる蜜。
糸を引いては落ちて、また落ちて。
中指だけではなく人差し指まで蜜樹を苦しめ、両足が上がってぐらつく身体。
「おじさんっおじさぁんっ…おじさんっ…見てるぅ?」
「見てるよ…すごく近くで。厭らしい。厭らしいよ」
私の息がかかると悲鳴を上げて上下に揺れるお尻。
二本の指は高速で出し入れされ、がくがく痙攣を起こしている。
私の反応が鈍いモノがむくむくと起き上がり、蜜樹を見つめる。
触りたい。舐めたい。食べたい。
「おじさんっ…すごく…はあっ!好きよぉ…好きよぉ!」
とっくに肩から落ちた浴衣。
一糸まとわぬ姿と横たわる浴衣。
美しい。
「蜜樹…そのままやってごらん」
囁いたと同時に、蜜樹は指を引き抜いた。横に倒れると花からとめどなく蜜が流れ出し、割れ目を伝う。