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はなむぐり
第7章 恋いこがれる、はなむぐり
実の叔父に乳房を弄ばれて喘ぐ姪。
傍から見れば目を伏せたくなる光景。
しかし、私と蜜樹は想い合っている。
秘めた思いは絡み合い、いつの間にかほどけないほどの頑丈な玉結びになっていた。
「はあぁ…ぅん…いぃっ…」
唾液で濡れた乳房越しに見える蜜樹は人差し指を咥えていて、空いている手は枕を握っていた。
麗しい。
鎖骨から首筋にかけてナメクジのように唇を這わせていき、耳を口に含んだ。
背中に回された両手は浴衣を握り、太い脚に巻きつく細い両脚はすべすべとくすぐったい。
「蜜樹はいい子だ。優しくて美しい」
ぶるりと震えて顔を背けるが追いかけて耳の形を舌先でなぞる。
「ただ…お行儀が悪い」
厳しい言葉に蜜樹は両目を見開き、ゴクリと唾を飲む。
「ごめんなさい…食べ方っ…汚かった?間違ってた?直すから…おじさん」
泣きそうな可愛い顔。眉間に皺を寄せてしがみつく。
「違う。蜜樹は何も悪くない。正しいよ。だけど、おじさんの箸で遊ぶのは許せない」
その瞬間、悲鳴を上げて顔を背けた。
夏の終わり頃、私の箸で自慰をしていた蜜樹。
その姿を覗き見ながら射精した。
「ごめんなさい…好きで…我慢できなくて」
「あのときが初めてじゃないはずだ。蜜樹」
蜜樹は怯えながら顔をこちらに向け、じっと見つめる。
「可愛かったんだ。すごく愛しくて。おじさん、嬉しくてたまらなかった。もう一度、見せてほしい」
「怒ってない?」
「怒らないよ。箸は危ないから、私を求めてほしい。いいかい?」
蜜樹は安心したように深く息を吐いて頷き、目を瞑った。
唇を重ね、舌を絡ませて唾液を啜り、蜜樹の自慰を眺めるために一度離れた。