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はなむぐり
第7章 恋いこがれる、はなむぐり
開いた口から飛び出したペニスは破裂するほど膨らみ、血管が浮き出ていた。蜜樹はすかさず咥えて私の腰を掴んで射精を促す。水音と吸われて揉まれる快感の中、幼い蜜樹を浮かべていた。
人生でこんな気持ちになるなど考えもしなかった。
舌先で亀頭を舐め、裏筋に蛇のように舌を這わせてしゃぶりつく。
蜜樹の頭に両手を添えて膝立ちになると私の動きに合わせて舌を動かし、私の太ももに両腕を回した。
「蜜樹…すごく幸せだ。少し…動く」
蜜樹は小さく頷いて私の目をしっかりと見つめると、激しく口を動かし始めた。私の腰も少しずつ揺れが激しくなっていき、腹の肉も蜜樹の顔に当たるたびに波打つ。肌がぶつかる音と果実を握り潰すような音。そして、私と蜜樹がぶつかった瞬間に腰がぶるりと震え、蜜樹の口の中で全てを放った。
「んんっ…んんっ!」
私に必死にしがみついて涙を流して受け止めようとする。上唇をそっと上げると口の端から白濁液が溢れ出し、熱いペニスを引き抜いて蜜樹の口に手を添えて背中をさすった。
嗚咽を漏らしながら一度受け止めてくれた私を吐き出させた。
「はあっはあっ…ごめんっ…なさっ…吐いちゃっ…うぅっ…」
飲めなかったことに涙を流す愛しい人。
初めての、しかも臭いがあり味もよろしくない男の精液。
愛したいと思う気持ちで、充分だった。
落ち着いてから冷たい水で口をゆすいでもらい、しばらく布団の上で横になっていた。
虚ろな目で私を見つめ、私の顎に手を添える。
ちくちくとした髭をなぞり、頬笑む。
私はしっとりと潤う肌に指を這わせ、乳房からお腹、茂みに埋もれた溝に中指を押し込んだ。
身をよじらせて首を傾げ、私の手首を掴んで腰を動かす。
「智さん」
「なんだい?蜜樹」
「私の気持ちは変わらない。だから、大人になったらここに挿れて。約束よ…」
こすられていくうちに濡れる溝。
「私は幸せだ。充分だ。飽きるまで愛してほしい」
私の言葉に蜜樹は頰を膨らませて目を瞑った。
「私の気持ちが勝ったら約束を守って」
「まだ幼いからな。まだ分からないよ」
「そればっかりっ…ん…」
蜜樹の思うがままにしていた中指を深く沈ませると私の胸に顔を埋めた。
部屋は濃厚な香りで充満していて、広がった浴衣と帯、無造作に畳んだバスタオル。
永遠などないと言い聞かせながら、中指を深く。