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はなむぐり
第7章 恋いこがれる、はなむぐり



皺だらけの袋に埋もれる恋人の唇。下から持ち上げられてところどころ吸われ、焦れったさともっとという欲求でどうすることもできない両手を膝に置き、強く掴んだ。
艶やかなお尻がぴくぴくと震え、ペニス越しに私を見上げて笑うとべろんと袋を舐めた。奥歯を噛みしめて膝を掴む両手の力が強まり、鼻息が荒くなる。執拗に舌全体で舐め回されると急に袋からペニスにかけて舐めあげられた。

「うぅっ…おぉ…ぐっ…」

全身を駆け巡った快感はすさまじく、ペニスに手を添えてぷりっとした亀頭を人差し指でくるくる撫でる恋人は私の反応を見て満足そうに口の端を上げた。糸引く人差し指を見て、私を見つめて水音を立ててしゃぶる。舌なめずりをしてうっとりと目を細めると、亀頭を咥えて吸った。

「んんっ…」

「智さんの…チュッ…可愛い…チュッ」

普段私にするようなキスをペニスにも繰り返す蜜樹。
小鳥のように何度も何度も啄むと大きく口を開け、前のめりになって丸ごと咥えた。灼熱とは大げさだが溶けてしまいそうなほどの熱と圧迫感に、腰が浮き上がる。

静かにゆっくりと、歯が全く当たらない優しい動きが私を引きずり込もうとする。
上下に動かしながら裏筋を通るたびに舌先がちろちろと動き、射精したいと腰が揺れる。堪えきれずに口を開いた。

「あぁっ…蜜樹…気持ちいいっ…蜜樹…」

蜜樹は汗だくの私を見て、しゃぶりながら目で笑った。優しい女性の眼差しだった。
膝から両手を離すとだらだらと汗が太ももとふくらはぎに流れた。蜜樹の身体も汗で光っていて、忙しなく動く頭に両手を添えた。

「智さんっ…はぁんっ…大きいよ…おちんちん…蜜樹の口に出して。お願いっ…んんっ…」

蜜樹の口の周りは抜けた毛と汁で汚れていた。頭を撫でながら口周りをバスタオルで拭き取り、前髪を掻き上げてやると目を瞑って喘いだ。

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