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はなむぐり
第8章 花に包まれる



何度も夢見た蜜樹の子宮。

誰にも渡さないと強く思ってしまった。

「蜜樹っ!蜜樹っ!」

「あぁっ!智さんっ…すごい!」

最愛の人の奥を知ってしまった私はれっきとした男になっていた。
奥を何度も突き上げて身体同士がぶつかり合う刺激に酔いしれた。
奥を突く度に絶叫する蜜樹はさらに求めて腰をくねらせ、私の首筋に印をつけた。
繋がったまま蜜樹を抱き起こして騎乗位にさせ、手を繋いで突き上げる。
可愛い姪は私が突き上げる度に歓喜の声を上げ、よがりながら愛の言葉を吐き出す。
汗で濡れた黒髪はところどころ束になって揺れ、乳房も厭らしく躍る。私の肉厚の腹は蜜樹を突く度に波打ち、茂みはぐっしょりと濡れている。

突かれながら倒れ込んだ蜜樹を抱きしめて、私の最後の力をすべて。

「蜜樹…愛してる。私の蜜樹」

「智さんっ…出して…奥で出して。愛してる。好きよぉ」

見つめ合いながら揺れる身体を抱きしめ合い、腰の動きを速めた。
そして、目の前で私を見届ける恋人の中にすべてを吐き出した。

「あっ…ぁ…」

「うぅっ…ぐっ…おぉ…」

痛む腰が甘くとろけ、私の脈と熱を感じた蜜樹も静かに絶頂に達した。

「あぁ…熱い…幸せ」

こてんと私の胸に顔を埋める恋人の頭を撫でながら、ドクンドクンとまだ脈打つペニスに苦笑した。

「智さん」

「うん?」

「男と女だね」

「そうだね」

「好きな人とセックスできて、蜜樹ね、幸せだよ。智さんの恋人になれて嬉しい」

「最初から恋人だよ。産まれたときから私の恋人だよ。片思いだと思っていたからね」

「だったらもっと自信持って」

私を知り尽くしている恋人は顔を上げて笑い、優しく口づけてくれた。


兄さん、蜜樹を抱いたよ。

すごく、幸せだった。

だから、もう何も思い残すことはないから、私に罰を与えてくれないか。

姪を愛した汚い叔父に。

あたたかい身体を抱きしめながら、子宮の中にしばらくいた。
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