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喪服奴隷・七菜
第8章 肉欲接待
 きょとんとして省吾を見送った七菜が、けげんな顔をして中嶋を見上げる。
「七菜さんや、あんたは工藤さんに売られたんじゃ。代理店契約と引き換えにな。
あんたの身体を好きにしていいというお墨付きをもらったというわけだ。
さぁこれから気持ちイイことをしような」
そういうと、七菜の身体を抱きしめる。
その意味を悟った七菜は急に暴れだす。
『やめてください。私はそんな女じゃありません。
だいたい工藤にだって無理やり犯されただけで
一度だって心を許したことなんてありません。
私の夫は隆ただ一人です。社長さん、どうかお願いです。縄を解いてください』

「どうせそんなことだとは思ったがな。
ここまできたら男として引き下がるわけにはいかんのじゃ。
夫を裏切ったことに変わりはないのだから、一人でも二人でも一緒じゃろ」
というと、七菜の身体を畳の上に寝かせる。
『ひぃ、人を呼びますよ。大声を出しますから』
「呼べるもんなら呼んでみるがいい。
こんな立派な料亭で素っ裸でいるところを見られてもいいのかな。
恥ずかしい思いをするのは七菜さん、あんたじゃよ」

七菜が言葉に詰まる。
「だがあまり大きな声を出されても近所迷惑かもしれん」というと
テーブルの上にそのまま放置されていたお手拭を何枚も抱える。
さきほど七菜が潮を噴いた時に、吸収剤として使われたものだった。
中嶋はその中の1枚を七菜の口の中に強引に詰め込む。
『うぐぐぐぅ』七菜は首を振ってなんとか吐きだそうとするが
喉の奥まで詰め込まれているために呼吸すら困難になる。
中嶋は残った手拭を結び合わせると、口に噛ませて後ろで結ぶ。
潮噴き猿轡ができあがった。もう七菜には外す術がない。
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