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裏切りの幼なじみ
第10章 愛しいから、縛りたい
(ここらで厳しいお仕置きが必要だな。あの件が何時明るみになっても反乱を起こさせないためには、由梨みたいに心酔させておかないと……)

ナカで果たせなかったとはいえ、美由紀を凌辱した。女の首謀者がいたとしても言い訳にならない。臭いものにはフタを、フタを押さえるには調教を、だ。

「ただいま、隆志くん……ごはん食べた?」

食事を終えた頃、奈津子が帰宅した。無言で出迎えた隆志は、狭い廊下で奈津子の肩を掴み、スンスンと全身の匂いをチェックする。

「ちょっとぉ、恥ずかしいわ。汗臭いでしょ……シャワー浴びるわ……」

ホテルでして、シャワーを浴びてきたような雰囲気はない。

奈津子が脱衣所に消えると、隆志は躊躇なく彼女のバッグを漁った。庶民の皮を被っているのか、財布には常識的な金額と整理されたカード類しか見当たらない。使い分けている可能性もある。

携帯……スマホは?……見当たらない。脱衣所に持ち込んだのか。

車のキーを見つけると、玄関を飛び出した。歩いて三分の場所に駐車場がある。走れば一分だ。

砂利を踏み荒らして駆け寄り、ドアを開け、運転席のシートに顔を押し当てる。まだ仄かに温かく、奈津子の熟尻の匂いがする。助手席側はひんやりとしていた。

タバコの匂いはないが、念のため吸い殻もチェックする。助手席下のグローブボックスも……。

(俺は、なにをやってるんだ……)

異常だと分かっていても、突き動かす何かが少年を暴走させる。

「あっ、電話だ……」

突然、スマートフォンの着信音が車内に響いた。運転席の座席真下に震えながら光るスマホを見つけ、拾い上げる。

『あ、もしもし、奥さま、奈津子奥さま……』

笹原由梨。あの女医の声だ。

「俺だよ。隆志だ」

『ひっ……た、隆志さま?』

「要件は何だ? 俺が代わりに受けるよ」

腹から絞り出した声は、隆志自身が驚くほどの凄みを纏っていた。



「おやすみなさい、隆志くん……」

スノーホワイトのバスローブ姿。悩ましい腰つきで寝室へ向かう奈津子の歩みを目で追う。黒髪ロングを下ろした後ろ姿は、やはり美由紀に似ている。

屈折した劣情に、隆志の肉棒は施術後初の暴発を予感させる。

(流し目で誘ったつもりか……浅はかな女だ。今夜はせいぜい屈辱に悶えればいいさ)

ソファに寛いだまま、スマホを耳に当てる。
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