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裏切りの幼なじみ
第10章 愛しいから、縛りたい
菊花の皺を伸ばすようにペニスの先端を押し当て、スライドさせる隆志。女蜜の付着と先走りの汁を肛門に塗すような亀頭攻めは甘美な熱を生み、じわりと姫口を濡らす。肌が火照り呼吸は荒く、浅くなる。

「うぅ……い、痛ぃ……隆志さまっ」

亀頭が埋め込まれただけで、めりぃ、と軋む禁忌の門。

「二度目でもお尻はキツイね。いいローションがあるから貰ってくるよ」

見捨てたはずの奈津子に歩み寄り、俺の手のひらに唾を垂らせと命じている。隆志の酷な要求に素直に応じる淫靡な音が、様子が、背中越しに伝わる。

「あ……ん……すごいヌルヌル……奥さまのお唾をお尻に頂けるなんて……」

緊縛放置プレイに身悶える三十九歳美熟女の唾を搾取し、二十九歳美女医の肛門に塗りつける。隆志の倒錯的行為もこの部屋では甘美な愉悦リレーであり常識だ。何でも許される快楽閉鎖空間に甘い匂いが立ち籠める。

「奈津子の唾ってトロトロで上質なんだ。俺のココにも塗るよ……これで準備完了だ」

「あぁ、まだ、い、痛いです……ごめんなさいダメなお尻で」

眼鏡がずり落ちた美貌を曇らせ、詫びる。

菊門もペニスもヌメりは充分だが、無意識に肛門が硬直し、親愛なるペニスを深く導けずにいる。同性の恩人に至近距離で聴かれている緊張も影響しているのだろう。

「由梨ちゃん……肩の力を抜くのよ。深呼吸して、息を吸うよりも長く吐くの……」

(奥さまのお声……)

思いもよらぬ聖母の声が羽毛のように舞い降りた。菊芯を責められて振り向くこともできず、背中で聴くしかない。

「隆志くんを信じるのよ……大切なのは女として身を捧げる覚悟。心と体を解放して、自我を脱ぎ捨てなさい……」

「はぁ、はぁっ……奥さまぁ、わたし、隆志さまを信じて愛しています。でも、施術で大きくなったおちん×んが……お尻には痛くて、怖くて……」

隆志が侵入を止め、身体を離す。

「奈津子に手伝ってもらおう。由梨はここで仰向けになってお股を広げて、尻を持ち上げるんだ」

由梨は枕に頭を預けて仰向けに転じ、最も恥晒しのポーズに導かれる。隆志は縛られて動けない奈津子をベッドに抱え上げ、由梨の尻側に顔を向けさせると、動物的姿勢に導く。

(あぁ、わたしのお股に奥さまのお顔が触れちゃう……)
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