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裏切りの幼なじみ
第10章 愛しいから、縛りたい
「俺は本音を言ったよ。奈津子も秘密を明かすんだ。俺と由梨に」

「ひぃぅ……わたしも、同罪よ。隆志くんに貫かれながら、違う人を想っていたわ。わたしを抱かず、お人形だけを愛した祐二さんのことを……」

泣き叫びながら、お漏らしのごとく女股から内腿に淫汁を噴き流し、シーツに染みを広げる。

「人形……奈津子は知っていたのか、あのラブドールのことを」

深く刺し貫いたまま、隆志は抽送を止めた。

「祐二さんが亡くなってしばらく経った頃、上階からの漏水で業者さんに来てもらったの。配管を見るために天井扉を開けられて……思わず悲鳴を上げたわ……捨てるのも怖くて元に戻してもらったけれど」

「死んだ旦那さんの秘密を知ったんだね」

「ええ。その日の夜、わたしは嫉妬に狂って自慰をしたの。あの天井裏に〝亡き夫の女〟がいると思うと……あまりの興奮で気をやってしまったわ。衝撃的な快感だった」

「俺の快感よりも?」

「あふぅっ……」

女を狂わせる角度に反り勃つペニスに壺底を抉られ、掻き回される。あまりの深刺しが悦獄のマグマを噴出し、奈津子を丸ごと飲み込んだ。熟女の口内に溜まった泡唾が唇を割って噴き零れる。きっと、恐ろしい淫ら顔をしている。

(塗り替えられてしまう……わたしの女としての歴史が丸ごと……)

天井裏に潜む穴人形への嫉妬に狂って果てたあの夜の自慰。哀悦を窮め、気を失った。あの領域を超えるセックスを奈津子は知らない。

けれど、今夜、新たな領域に到達できる予感を、全身で受け入れていた。

「こ、超えちゃう、隆志くんの、凄いおちん×んがっ」

「エッチなヒダヒダがチ×ポに纏わりついてヒクヒク動いてるけど、どうなの。まだもの足りないか。これでもオナニーのほうが感じるなら、ここで終えるよ。奈津子には二度と挿れないから」

ズウゥン、ごりごりぃ、じゅっぷ……子宮の喜悦、肉壺の擦れと変形、迸る蜜汁。あらゆる音色が増強ペニスへの賛歌となって寝室を満たす。

「ひぃ………オナニーなんて、超えちゃってる……わたし、狂って果てちゃうぅ……」

自由な片手がベッドシーツを掴み、もう一方の手を由梨に握られる。

「奥さま、イクのね、イッてください、隆志さまと一緒にっ」
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