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裏切りの幼なじみ
第10章 愛しいから、縛りたい
縋る腰は激しく揺れ、突き込みの強度を窮めていく。由梨の尻を打つ音が、ぺちぃ、ぺちゅ、と粘度を増して聞こえる。奈津子の長い黒髪が乱れて隆志の裏腿を打つ。

「後ろが熱くて気持ち良くて、前も熱くて締まりが凄い……もう腰が抜けそうだ……由梨っ、そろそろ……」

「隆志さまぁ、お出しくださいませっ、わたしの排泄専門器官にっ!」

奈津子は舌の蠢きを保ちつつ、彼の股下から陰嚢に片手をのばす。熟れた指で優しく揉み解す。宝玉が、きゅんっ、と限界を告げてくる。

「隆志さまっ……あう、あうぅぅっ、お、お尻のあな、穴っ、穴がっ、捲れて燃えちゃうっ、中が、焼けちゃうぅ、もうわたし、ダメですっ、お尻の穴で、イッちゃいます、ダメな女になっちゃいます……」

(わたしも、限界よ……バイブの振動でヘンになるっ……もう舌に力が入らない……)

「由梨っ、奈津子っ、一緒にイケっ、俺も、イクっ……」

ベッドの上で繋がった三人が、それぞれの快楽を共鳴させて突き進み、法悦界へ翔ぶ。

「ぐああぁ、出るっ……」

「隆志さまぁっ……」

(隆志……く……ん……)

三人の裸身は縺れ合いながら崩れた。

奈津子への刺激はバイブの電動スイッチを切らぬかぎり続く。

アクメに惚けた身体は思うように動かせない。

やっとの思いでスイッチを切り、埋め込んだままベッドに脱力した。

(……誰かいるの……? 玄関ドアの前に)

ノックの音が聞こえた気がしたのだ。

夜遅くここを訪ねてくる者など、いるはずがない。

奈津子は、胸のざわつきを唾で飲み込み、目を閉じた。




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