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裏切りの幼なじみ
第11章 新乳生、歓迎の儀
(一学年後輩だけれど、彼女はわたしの憧れだった。だからこそ、許せなかった……)

プラトニックな恋を親友に踏みにじられた悪夢の苦みを反芻する。クールで凄艶な美貌の裏に秘められた醜い女の悪意を、未だに受け入れられずにいる。

ドアに押し付けた乳房の痕が、ナメクジが這ったようにぬめって下る。ショーツの奥では汗だけではない女の湿りを拗らせつつあった。

乳房をドア表面に圧し当てたまま、地べたに崩れた葉子は、太腿の間に指を差し入れ、ショーツの中奥を直に弄り始めた。

姫口を指でそっと開く。ちゅっぴ……と哀しく鳴いて自慰の続きを乞う。

「あぁ、温かいわ、隆志さんの指……」

妄想の指責めは激しさを増し、共用廊下に恥声が響く。濡れ果てた淫靡なショーツをついにヒップから剥ぎ取り、呪いの如くドアノブに掛けた。

(誰よりも隆志さんに尽くせるのは、このわたしよ……お願い隆志さん、わたしに気付いて……)

ドア前の共用廊下で乳房を揺らし、葉子は哀しき果て声を奏でた。

      *     *     *

(シャワーを浴びたら、今夜はリビングのソファーで寝よう)

寝静まる奈津子に布団を掛けてやり、由梨の脱力した裸身を抱えて自室のベッドまで運ぶ。隆志は自分が生まれ変わったような、清々しい一種の万能感を抱いていた。

二十九歳と三十九歳の美女は、共に激しく乱れ、気をやった。

(ふたりは完全に堕ちた。あと残る女は……)

由梨のスレンダーな裸体を自室のベッドに降ろし、布団を掛ける。美しくも無防備な女の寝顔。

征服の旨味を覚えた隆志は、浴室へ向かう途中で気配を察した。

暗い玄関からドアスコープを覗き、ギョッとした。

女のモノと思しき唇が間近で艶めかしく蠢いている。その吐息のせいなのか、視界はすぐに曇る。泣くような呻きが漏れ聞こえる。久しぶりの声だった。

(葉子……俺に抱かれに来たのか)

しゃがみ込んでしまったのか、覗き穴から姿が見えなくなった。耳を澄ますとドア越しにウィスパーボイスが届く。

「あぁ、温かいわ、隆志さんの指……」

(俺を想いながらオナニーしてる……?)

震える足先だけが見える。ドアに背を凭れ、達しようとしているのだろう。

淫らな声が響き、やがて静かになった。
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