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裏切りの幼なじみ
第12章 バースデーサプライズ
「コレを用意したのは、奈津子か?」

「は、はい、由梨ちゃんと一緒に……サプライズで隆志くんに楽しんで欲しくて、通販でいろいろと買い揃えたのよ」

客間の上等なリクライニングチェアに横たわる、ふたつの女体。菱縄縛りのみで腕は拘束していないが、プレイには好都合だ。

「いつまで気取った恰好してるんだ美由紀。全部脱げ。そしてコレを着けろ」

女王気取りのレザータイトミニスカートに包まれたヒップに狙いを定め、右手のひらを振り下ろす。

パァン……!

「あぅ……許さないわよっ」

涙目で反撃のキックを繰り出すも、隆志は容易にブロックする。ヒールパンプスが脱げて飛び、ストッキングが惨めに伝線する始末だ。

「おやおや、泥沼に嵌っていくねぇ、美由紀。早く素直になれって、神さまの思し召しだぜ。なぁ由梨」

「はい、その通りです。隆志さまは、イエス様の生まれ変わりですもの」

美由紀が女王として振る舞うことを許さない空気が、客間を支配しつつあった。

しずしずとストッキングを脱ぎ、尻をもじもじさせながらパープルのショーツをずらしていく美由紀。股布にはなぜかベッタリと染みの影が見える。沈黙の中で、母、幼なじみ、かつての親友……そのほか見知らぬ女たちの視線を一斉に集め、公開ストリップをさせられる倒錯的恥辱。脱ぎ去ったショーツを床に置いた瞬間、美由紀は女王の座から陥落した。

(匂うよ、美由紀……エロティックな美由紀の匂いは、お尻から漂っていたんだな)

湿った客間がどよめきに包まれた。美由紀の脱ぎ姿に触発された葉子が、自らも全裸になり、超絶サイズの乳房を晒したのだ。

これで一人残らず全裸になった。

      *     *     *

(こんな低俗なもの、わたしが着けるはずないでしょ……)

隆志が持ち出し、着用を迫った性具……ペニスバンドを美由紀はテーブルに投げ捨てた。生々しい反り具合を見ていると、おかしな気分になりそうだった。

「そうか。なら俺が奈津子を頂くよ」

菱縄縛りの奴隷姿でリクライニングチェアに寝そべる母に圧し掛かり、隆志は屹立を突き入れた。男だけが持つホンモノの肉棒を、だ。

「はあぁぁん、隆志くぅん……」

「や、やめて……やめなさいよ、このケダモノっ」
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