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裏切りの幼なじみ
第14章 女神への昇格
美由紀を生み育てた実の母が、なんとも滑稽な裸身を晒してベッドに歩み寄ってくる。三十センチくらいの細紐で繋がれた二つの洗濯バサミで左右の乳首を挟み、繋ぎ紐の中央に『立会人』と筆字で書かれた札をぶら下げ、臍のあたりで揺らしている。

下半身も裸だが腰回りと正中線から淫裂にかけて縄が食い込ませてあり、割れ目の股縄に『我慢』と筆字で書かれた札を安全ピンで留めていた。

「ドア越しに貴女の声を訊きながらオナニーしてたら、我慢できなくなっちゃって……お邪魔してごめんね美由紀」

じゃあ、その札は何なのか。真顔でギャグをかます女芸人のように奈津子はベッド脇に陣取り、隆志も笑う様子はない。母は粛々とベッド脇の引き出しから何かを取り出し、それを肛門性交中の娘に掲げて見せた。

「な、な、何それぇ、凄くリアルで、まるで……」

「本物みたいだろ。なぜなら、俺のホンモノを忠実に再現したディルドだからさ」

隆志が後ろに両手をつき、密着した腰を反らせる。ディルドを握った母の手が割り込むようにして姫口に狙いを定める。

「ママやめて、そんなことされたら、わたし死んじゃう」

「大丈夫よ美由紀。たっぷり濡れているもの」

「そういう問題じゃ……は、あ、あぁぁっ」

みちっ、みちっ、みちぃぃぃ……。

直腸側から隆志のホンモノで押された膣壁に無慈悲な侵入を図るディルドは、人工物のはずなのに人肌のぬくもりを纏っている。

「ヒーター付きよ。スイッチを入れておいたから温かいでしょ……」

(事前に準備していたの……?)

考えを巡らす間もなく、凄まじい悦楽がゴリゴリと押し込まれていく。それだけではない。隆志が肛門奥まで窮めていた強靭ペニスを引き抜きはじめたのだ。

「ああ、ダメ、ダメぇっ、狂うっ、狂っちゃうっ、ふあぁっ、ひっ、ひぃぃ」

メリメリぃぃ……と眼球の裏側に響く粘膜音と共に、ご主人様の偉大な欲塊が最終奴隷の人格ごと異界へ連れ去ろうとする。

「ひ、引かないで、行かないでっ……もっとぉぉ」

母の手で膣奥に沈みゆくディルド、禁門を抜けてゆく幼なじみのペニス。迫る波と引きゆく波の同時愉悦が絶世の美少女を狂わせる。

「いいのよ美由紀。思いきり狂って果てなさい。お母さんが見守っているわ」
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