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裏切りの幼なじみ
第4章 癒しの肉玩具
心音を交換するように胸が重なり、素肌が密着している。ズリズリ……ズリ……と葉子が肉体をスライドさせる。柔らかな女の肌にある無数の細胞が、自分の肌組織から何かを吸収していくような錯覚に囚われた。

女体にセンサーが発動し、男の肌から情報をスキャニングしているような……。

(葉子は……俺のどこまでを知っているんだ?)

若いペニスを埋め込んだままのヒップに手を触れた。吸い付くような湿り気と熱。尻肉よりもっと内側に触れたい。

密着した太腿を上げさせ、腕を通して後ろにまわす。指を動かす。その先で控えめな窄まりに触れた。性交とは別目的の排泄穴だ。

「あっぁ……悪戯しないで。ヘンになっちゃう」

「ここに、たくさん悪戯したら、もっとエッチになれるだろ」

禁忌の穴皺をぐにぐにと弄る。手に入れたいのは主導権ではない。葉子の絶対的な弱点と真実だ。

(葉子にとって俺はどんな存在だろう。俺にとっての葉子は……)

肉棒に甘い刺激が走る。女壺の蠢きに身震いする。ペニスの形状を記憶して、専用の穴洞に変容していく妖しい動き。この体勢で、男は何も拒めない。

さらに葉子の尻穴を弄る。肛門への指責めに悶えながら、女はさらにズリズリと動く。その動きが隆志の劣情を煽る。エロススパイラル。

感無量。絶頂の予感を感じるが、まだもう少し耐えられる。

「もうだめぇ。そこは汚い穴よ。お願いだから弄らないでぇ」

葉子という女の存在は、盲点だった。

隆志にとって性を意識した生身の女は二人だけ。そのうちの一人が葉子だ。

ソフトテニス部で先輩だった彼女とペアを組み、試合に勝利した。熱いハグを交わした。夢のような瞬間だった。

その日、帰宅して初めて葉子でオナニーをした。抱き付いた彼女の熱い体温、汗の匂い、そして、押し付けられたおっぱいの厚みと柔らかさ。すべてが好材料だった。

でも、葉子のイラストは描かなかった。理由は自分でも分からないが、記憶と残像だけで満足できたのだ。

「やめて……やめなさいっ、言うこと聞いてぇ隆志さん。指がぁ、深すぎるぅ」

「ずっと昔から葉子は俺にとって、エロスの女神だよ。ねぇ、もっと悪戯してもいいよね、白石葉子先輩」
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