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裏切りの幼なじみ
第4章 癒しの肉玩具
やがて頭がぼぉ……と白みがかり、己のあえぎが遠くに聞こえる。

甘い快感。言い換えれば「もう少し」という後追い欲求なのかもしれない。それが安心感につながる。

「うぅ……俺も、そろそろ……」

彼の切迫感が女壁から伝わってくる。突きのリズムが激しさを増し、己の愉悦も色濃くなる。

極まるとシーツを掴みたくなる。だがこの体位では傾いてしまう。彼にしがみ付きたいが、それも無理。女の手は空を泳ぐばかり。

哀切の快感に仰け反り、ヨガリ散るのを待つのみ。

そこに救いの手が伸びた。

「あぁん。嬉しい……隆志さぁん」

彼に取ってほしくて後ろに伸ばした両腕を、隆志が力強く掴んでくれた。

「わたしの背中とお尻を観ながら、イッて! わたしも、何回でもイクからぁ」

圧倒的なボリュームの乳房に欲情し、言い寄ってくる男は何人もいた。例外なく体を求められ、お人よしゆえ多くを与えた。乳房にばかり歓喜し、溺れる男たちに失望を繰り返した。

(背中も、お尻も、唇も……彼はわたしの存在まるごと全てを、愛してくれる。隆志さん……)

「うぅっ、葉子っ、イクぞっ、出るっ」

「はぁっ、ひぃぃあ……熱いぃ」

膣道に熱い粘液が噴射され、女体の奥にまで降りかかる。眼前が煌めき、背筋がつりそうなほどに反らせて震え、雌の悦声を垂れ漏らす。

葉子は仰向けに崩れゆく。両脇の間から隆志が腕をまわして、抱きとめてくれた。

「あああぁぁ……」

背後からまわされた手に乳房を襲われ、乳首を揉みしごかれる。

隆志はまだ、腰の振りを止めない。

膝を折った仰向け姿勢のまま脱力し、蕩けた眼光で揺られ続ける葉子。

快楽の名残を惜しむように、ベッドの軋みと揺らぎは、しばらく続いた。

      *     *     *

「服の上からじゃわからない、わたしの体の凄さ。分かっていただけました?」

「ああ。凄かった。上から、下から、前から、後ろから……どこから抱いても迫力があって。何回イッても、またヤリたくなって」

思う存分抱き合ったあと、ふたりでシャワーを浴びた。一人用のシャワー室は窮屈でも、ボディーソープの泡まみれて互いを洗いっこすると、もう一戦くらい交えてもいいほどに気分が高揚する。

そこを葉子はぐっと堪え、それ以上の色目は控えた。
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