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裏切りの幼なじみ
第5章 麗しき囚虜
この流れだと、白ブラウスのボタンも隆志が外し、脱がせてやることになる。
指が震え、上手く外せない。

(葉子には自分で脱がせているから、女の服を脱がせた経験なんてない。それに、匂いが……)

ベッドで正座した美由紀に正対して座り、下から胸の膨らみ辺りまで来て、ギブアップした。妖艶な匂いと指の戸惑いに、汗が噴き出す。

「こうして外すほうが早いわ」

葉子は美由紀の背後から腕をまわし、簡単にボタンを外し、もう一度バンザイをさせて脱がせた。

眼前でサラリとブラウスの白が取り払われ、素肌とブラジャーだけの上半身が露わになった。

絹のように白く滑らかな肌に繊細な花柄レースの黒いブラジャー。コントラストが高貴さを演出している。

隆志は囚われの女体に両手を伸ばし、胸を高鳴らせながら白い腹部に触れた。しっとりと柔らかで、指が吸い付くような感触。甘い女香。

(じっと俺を見つめてる。相変わらずクールな瞳。何を考えてる?)

眼差しに温かみこそないが、嫌悪や拒否の色は感じない。

触れた指を少しずつ擦り上げていく。ブラジャーの縁どりに到達した。

中央部分にリボンが施されたおしゃれな黒レース。だが、隆志にとっては邪魔でしかない。目の前の女体を、美由紀の生身をすべて暴き、自分のモノにしたい。雄の本能が目覚めつつあった。

「葉子。ブラを外してやってくれ。そのあと、手錠をかけろ」

「はい……」

葉子は、従順な女に戻って指示に従い、囚われの女体からブラジャーを取り去った。神々しい美乳が曝け出され、その身に再び手錠がかけられる。

その間に、隆志も服を脱ぎ捨て、ボクサーブリーフ一枚の姿になっていた。

葉子は正面から見た美由紀の姿をチェックしながら、散らばった髪を手櫛で整え、肩の後ろに流す。

黒髪ロングヘアが綺麗に整えられ、首から肩へのライン、鎖骨、そして乳房のすべてが露わになった。

「綺麗なものほど、汚したくなるでしょ? 男の人って」

完成品を眺めながら、葉子はまた腹黒い笑顔を見せた。

隆志の肉棒はボクサーブリーフを突き破るほどに膨れ上がり、暴発寸前だ。

手錠をされた両手を下腹部に置き、正座を横座りに崩した姿勢で物憂げに佇む美由紀。諦めたかのように目を伏せ、ローズピンクの端正な唇を引き締める。
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