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裏切りの幼なじみ
第5章 麗しき囚虜
真っ白だった素肌がいくぶん色づき、乳房の優美な膨らみは、剥いた桃の実のよう。下乳の裏側に奥行きを感じるほど、豊かな球を描いて実る。

ふんわしとしたムース状の綿を柔肌で包み込んだような乳房だ。

乳輪は乳房に比例した大きさだが、存在を主張しない。乳首の小粒のみ盛り上がり、グラデーションが薄まりながら肌に溶け込んでいる。

(乳輪の縁どりがすごく自然で、出っ張りがない。おっぱいの実だけがまるく育ってる)

二の腕に横乳が触れているが、押し退けるような迫力ではない。彼女の上半身全体が、乳房の実りを歓迎し、共存しているように映る。

重量感、サイズともに葉子には遠く及ばない。シルエットの優美さ、肌のきめ、気品では、葉子を圧倒している。それは優劣ではない。種類の違いだ。

隆志は靴を脱ぎ捨ててベッドに上がり、美由紀の美乳に縋りついた。正面から顔を埋め、鼻で乳首を、ぐりぐり、と擦る。右の乳房、左の乳房、そしてその谷間へ。

「あぁ……温かいよ。美由紀の、おっぱい。柔らかくて、もちもちして」

マシュマロのようにライトなふんわり感を想像していたが、実際は湿り気十分の瑞々しい果実だった。

クールに犯すつもりが、あまりの心地良さ、淫靡さ、優しい香りに、つい感想を述べてしまう。

「うふ。隆志さん、ママに甘える赤ちゃんみたい」

茶化すような葉子の声にも腹は立たない。ひと言も声を発しない美由紀を前にして、間接的にでもリアクションが励みになるのだ。

クールビューティーの下乳を、むにゅぅ、と持ち上げ、汗に塗れていそうな裏側の香りを吸う。あまりに生々しい濃香が鼻腔から脳髄に染みわたる。

ペニスはめりめりと唸り、鈴口から滲み出るカウパー液がパンツの前を濡らす。

「凄い匂いだな、美由紀。澄ました美人のおっぱいからも、こんなに恥ずかしい匂いがするんだ。もう気取った態度はよそうぜ」

美由紀の左乳房に頬を押し当てながら、話しかけた。やはり返答はない。最後まで無言を貫く気だろう。

(葉子は乳首で感じてた。美由紀はどうだ?)
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