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裏切りの幼なじみ
第5章 麗しき囚虜
艶やかな乳房にしゃぶりつき、薄ピンクの乳輪を舌先でじゅりじゅりと嬲る。舐めまわしながら中心点まで侵略し、尖った乳頭に舌先を捻じり込んだ。

クールな美貌を恥悦に歪ませてやりたい。

「いい攻めよ隆志さん。その女、乳首が弱いわ。眉根を寄せているもの」

顔を確認できない隆志に、葉子が視覚情報を伝えてくる。

(どんな顔してるんだ? 俺も見たいよ……)

見られないなら、喘ぎ声を出させたい。

「ちゅぱ、ちゅぅっぱ、くちゅぅっ、ちゅ……」

葉子を悦ばせ、喘がせた舌技だ。乳首には尖った芯を感じる。それでも喘ぎ声は聞こえない。感じていても、理性の壁を破れていないのだろうか。

無意識に、下の方へ指を伸ばす。黒タイトスカートの奥地、ショーツに指が触れる。そこは確かに湿っていた。

「んぅ……」

初めて声が漏れた。

「なんだ美由紀、やせ我慢してたのか。ショーツがべっとりだぞ」

乳房から顔を離す。美由紀の無表情は頬の赤らみと汗のテカりでクールさを失いつつある。

「証拠を掴まれちゃったみたいねぇ。下にいく前に、とっておきの方法を試してみる?」

葉子が小悪魔の微笑を浮かべ、背後から美由紀の腕を引き上げる。手錠に囚われた手首が頭の後ろに固定され、新たな絶景が生まれた。

クール美女の腋肌。バンザイのときは陰になっていた窪みが、神々しいまでの艶を放っている。

(美由紀の……腋……女の腋ってこんなに綺麗なのか)

葉子との関係では、ド迫力の乳房に夢中で気付かなかった。

乳房を引き上げながら伸びる上腕は程よい肉付きだ。その上腕と乳房を繋ぐ腋は、スキーのジャンプ台のような曲線を描き、白くキラキラ輝いている。

「気取っているだけあって、スベスベに手入れしているわね。さぁ隆志さん、虐めてあげて」

確かにココを責められたら、クールなお姉さまも身悶えるはず。葉子の非情な提案には恐れ入る。

「女の敵は女とはよく言ったもんだな」

顔を近づけなくても、むわっ、と淫臭が香ってくる。恥じらいが高まったのか、美由紀は眉間にしわを寄せ、目を伏せている。

「あ……滴が……」

一筋の腋汗が、なだらかな美しい曲線を伝う。眩しい輝きは恵みの腋水だったのだ。美由紀は、美唇をぎゅっと噤み、顔を背けた。

その頬を葉子は、ぐぃ、と隆志の側に圧し戻す。
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