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裏切りの幼なじみ
第5章 麗しき囚虜
まどろっこしい時間を惜しむように、上品なタイトスカートを素早く脱がせ、ショーツまでも鷲づかむように引き剥がした。

白肌にうっすら赤みをおびた艶尻が監禁ルームの空気に晒され、ふるる、と震えた。

ちょうど手錠の両腕を上げた姿勢で、横向きに寝ている。

強引に仰向けにさせ、馬乗りになる。その姿勢で葉子は美由紀の腋を舐め始めた。

(ちょうど隆志さんの場所からはわたしのTバックヒップが丸見えのはずよ。興奮するなら、わたしの体で……ね……)

美由紀の白く美しい腋から脇腹辺りをを、ねろねろと舐めまわす。舌愛撫ではない。妖怪のように相手の人格ごと舐め尽す勢いだ。

「ひぃっ、ひやぁっ……」

ポーカーフェイスを貫き通す意志が崩壊したのだろう。美由紀は同性の淫舌に身悶え、悲痛な叫びを漏らす。

豊かな尻を隆志に向かってわざとクネらせながら、美由紀を悶えさせる。

「この女のマ×コ、ヒクヒクして涎を垂らしてるわ。おち×ぽで蓋をしてあげて」

彼も回復し、昂っているはず。機は熟したと判断した。

「美由紀、ひとつ確認しておきたいことがある」

全裸になり、優々と反り勃つペニスの先を美由紀に向けながら隆志が問う。彼の眼差しは真剣だった。

美由紀は上気した顔をさらに赤らめ、ペニスと彼の顔を交互に見ている。

「残念ね」

「なにが? 俺はまだ何も訊いてないぞ」

「分かるわ。あなたと、そこのおっぱい女が考えてることくらい」

女どうしの睨み合いになった。

「よくも言ったわね。この……泥棒猫のアバズレ女!」

屋外の雨は激しく降り続き、時おり雷鳴が響いてくる。

「わたしたちの考えが分かる? 上等ね。貴女のその上品なお口から説明してもらおうかしら」

隆志を差し置いて、対峙する二人の美女。体の豊満さでは葉子に分がある。身長は美由紀のほうが高い。

火照った美貌のままで、美由紀は沈黙している。

「あら、またダンマリなのね。まぁいいわ。隆志さんの名誉のために言うけれど、これはわたし一人で企てたの」

いつの間にか、隆志が美由紀の裸身に寄り添っている。彼が美由紀の側についているようにみえる。

(同志だと思ってたのに……でも、そうよね……わたしとセックスしていても、心はどこか遠い所にあったもの……)
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