この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
裏切りの幼なじみ
第5章 麗しき囚虜
「んふぅっ……ん、ん、んぅぅぅ」
美由紀のトーンは上がり裏声になる。
自分のキスで美由紀が感じていると思っているのか、隆志は泥沼の口づけをやめない。
「オナニーなんて卑怯よ。隆志さん、その女の手を止めさせてっ」
キスを解かれた唇の周りは互いの唾液でべとべとに濡れている。美由紀はそのまま独りの悦楽世界に突入していく。
「あぁうぅぅぅ、くぅ、く、狂いそう……わたし、もぅ……」
恍惚の自涜を、崩れゆく美貌を、隆志は呆然と眺めている。
「て、手錠を……」
なんとか力づくでこの状況を変えなければ。焦りの末に、葉子は思い留まる。
(隆志さん……この女が崩れていく姿を、顔を、最後まで見たいはず)
キスの間もペニスを大きくしていた隆志は、その屹立を未だ保持している。
「あっ、あぁぁぅ、い、イクぅぅぅ」
己の白い女指でクリトリスを激しく弄り、独りで絶頂の痙攣に到達する。『あなたたちの好き勝手にはさせない』とばかりに孤高の意志を窮めたのだ。
同時に、その隙が葉子にとってチャンスになる。
「見ていてね、隆志さん」
はしたなく開脚を晒したまま余韻に浸る美由紀に覆い被さると、葉子はマッサージベッドの調整部分を操作し、リクライニングを解除した。凭れていた美由紀の背がガタンと崩れ、仰向けの蛙みたいに無様な体勢を晒す。
身を起こそうともがく美由紀を押さえつけ、葉子は手錠をかけ直す。ついでに目隠しも追加し、主導権を奪取した。
(これから、本当の恥をたっぷり味わいなさいね……)
* * *
「隆志さん、これ覚えてる?」
妖しく微笑む葉子にそれを見せられ、隆志は目を泳がせた。
(そ、それ……あの引き出しにあったヤツだろ。持ってくるなよ、そんなモノ……)
フィルム包装された長モノを隆志は数日前に目撃していた。
いつもの仮眠室で葉子との性儀を終えたあと、ティッシュが欲しくてベッド側の引き出しを開けたときのこと。
『なんだこれ。葉子が買ったの?』
『知らないわ。な……何の道具かしら……』
得体の知れない長モノを手に、ふたりで顔を見合せた。
パッケージは未開封で新品のようだ。表側には商品名のラベルがある。
《アナルスネーク・ロングタイプ》
美由紀のトーンは上がり裏声になる。
自分のキスで美由紀が感じていると思っているのか、隆志は泥沼の口づけをやめない。
「オナニーなんて卑怯よ。隆志さん、その女の手を止めさせてっ」
キスを解かれた唇の周りは互いの唾液でべとべとに濡れている。美由紀はそのまま独りの悦楽世界に突入していく。
「あぁうぅぅぅ、くぅ、く、狂いそう……わたし、もぅ……」
恍惚の自涜を、崩れゆく美貌を、隆志は呆然と眺めている。
「て、手錠を……」
なんとか力づくでこの状況を変えなければ。焦りの末に、葉子は思い留まる。
(隆志さん……この女が崩れていく姿を、顔を、最後まで見たいはず)
キスの間もペニスを大きくしていた隆志は、その屹立を未だ保持している。
「あっ、あぁぁぅ、い、イクぅぅぅ」
己の白い女指でクリトリスを激しく弄り、独りで絶頂の痙攣に到達する。『あなたたちの好き勝手にはさせない』とばかりに孤高の意志を窮めたのだ。
同時に、その隙が葉子にとってチャンスになる。
「見ていてね、隆志さん」
はしたなく開脚を晒したまま余韻に浸る美由紀に覆い被さると、葉子はマッサージベッドの調整部分を操作し、リクライニングを解除した。凭れていた美由紀の背がガタンと崩れ、仰向けの蛙みたいに無様な体勢を晒す。
身を起こそうともがく美由紀を押さえつけ、葉子は手錠をかけ直す。ついでに目隠しも追加し、主導権を奪取した。
(これから、本当の恥をたっぷり味わいなさいね……)
* * *
「隆志さん、これ覚えてる?」
妖しく微笑む葉子にそれを見せられ、隆志は目を泳がせた。
(そ、それ……あの引き出しにあったヤツだろ。持ってくるなよ、そんなモノ……)
フィルム包装された長モノを隆志は数日前に目撃していた。
いつもの仮眠室で葉子との性儀を終えたあと、ティッシュが欲しくてベッド側の引き出しを開けたときのこと。
『なんだこれ。葉子が買ったの?』
『知らないわ。な……何の道具かしら……』
得体の知れない長モノを手に、ふたりで顔を見合せた。
パッケージは未開封で新品のようだ。表側には商品名のラベルがある。
《アナルスネーク・ロングタイプ》