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裏切りの幼なじみ
第6章 苦肉の淫虐
「美由紀、手を繋ごう。後ろから入れるぞ……」

両腕を体側に戻させ、その両手を後ろ手に組ませる。ぎゅっと掴んで引き寄せると、美しき背中が弓なりに反って見事な曲線が生まれる。

手つなぎでの後背位だ。

浴室マットに膝立ちで、隆志が腰を押し進める。

「うぅ……ぅ、んぅ」

にちぃ……とささやかな湿りが鳴る。熱い屹立ペニスが幼なじみの姫口に埋め込まれていく。艶尻に己の腰が密着した。

「……完全に、ひとつになった。美由紀と、俺が」

「ふふ。なんかお似合いね。隆志さんと、彼女」

豊か過ぎる乳房を湯船に浮かべながら観賞する葉子が茶化す。その声に棘は感じられない。

(温かい……気持ちいいよ、美由紀)

すぐに腰を動かす気にはなれない。いつまでもじっとしていたい。

肉付きの豊かな美由紀のヒップ。背筋へのしなやかなライン。濡れて散らばる長い黒髪。

時間の流れが惜しい。この瞬間を、眼前に広がる芸術的女体を、そのまま切り取り永久に保存したい。

(ものすごくエロティックなのに、昂りが緩やかだ。こんな感覚、初めてだ……)

浴槽から火照り顔で観賞する葉子の視線がなければ、繋がったまま美由紀に覆い被さって眠りたい。浮遊感に包まれている。

(美由紀と繋がる前に、確認したいことがあったけど。もう今さらどうでもいいか)

美由紀には「残念ね」とはぐらかされた。

あのとき隆志は「いま恋人がいるのか」と訊きたかったのだ。犯す前に、恋人あり、と分かれば掠奪の倒錯感を味わえるし、恋人なし、でもキレイな女体を自分色に染める喜びを味わえると考えたのだ。

一方で、嘘でも「いない」と言ってほしい、複雑な想いもあった。

いまではそれが浅はかだと思える。

「男がいてもいなくても、美由紀は俺のモノだ。そうだろ?」

「ぁ……ぅぅ……」

葉子に聞こえよがしで悪いとは思うが、本心だ。

美由紀を背負って浴室まで運ぶあいだ、幼少期を思い起こしていた。

同性とのお喋りよりも、隆志と外で遊ぶことを好んだ美由紀。学童保育でみんなと遊ぶよりも、隆志とふたりきりでの遊びを望んだ美由紀。

どんな男が現れても、自分以上に美由紀を知っている男はいないはず。そう思えるのも幼なじみの強みだ。

すちゃっ、すちゅっ、くしょっ……。
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