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裏切りの幼なじみ
第7章 哀しき未亡人
隆志のお腹を優しく擦ってくれているその手が、すこしずつ下へと移動し、熱を欲望で固めたペニスにまで到達した。

(これが夢じゃないなら、あの日の夢も現実なのか……)

キスだけで、しかも実質、薬液の口移しだけで、ここまで勃起している自分に戸惑いを覚えていた。

されるがままに仰向けで勃起する自分をあきれ顔で見降ろすもう一人の自分がいた。

(あの頃からなにも成長してないじゃないか)

現状を客観視するもう一人の自分が、今の自分を嘲笑う。自分が情けなくなり、徐々に怒りがこみあげてきた。

あの日見た夢は現実だった。そう確信したからだ。

「奈津子さん。十年前にも、俺に同じことをしましたよね?」

卑猥な手つきで陰茎を撫でていた聖母の手が止まった。

      *     *     * 

「そ、そうだったかしら。当時は何人もの子供たちを世話していたし、すぐには思い出せないわね……」

年甲斐もなく湿った声を震わせる。

(隆志くん……小塚隆志くん。あなたの口からその名前を聞いた時、甘くてほろ苦い過去の記憶がよみがえったわよ……)

されるがままだった少年が身を起こし、ベッドの宮棚に置かれたお盆を指差した。薬液を入れていたグラスが光る。

「奈津子さん。グラスの飲み口に赤いものが付いてるけど、コレは何?」

「わたしの口紅の痕ね……ごめんなさい、不潔っぽくて」

先ほどまで弱々しかった少年が、鋭い眼光で大人の女性を詰問している。

「あの日、それと同じ赤いものが、俺のココにも付いてたんですよ。ベッタリと」

隆志が次に指差したのは、雄々しくテントを突き立てた男のシンボルだ。

ブラウスの膨らみの奥で、女の乳首がきゅんっと震えた。

「思い出したわ……まだ小さかった隆志くんを看病したのはわたしよ。口移しでお薬を飲ませてあげて……団扇で煽いであげているうちに、眠ってしまったわ」

「それをいいことに、イタズラしたんだね。奈津子さん、貴女がしたことは犯罪ですよ。男女が逆だったら刑務所行きだ」

「い、イタズラだなんて……誤解よ。わたしは……うぐぅ」

言い訳の口をキスで塞がれた。従順だったはずの彼の舌が野性味を纏って女の唇を抉じ開け、乱入してくる。歯茎や口蓋まで舌でなぞられ、びくぅ、と見の毛が逆立つ。
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